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成績の改善を実感して机に向かう中学生のイラスト

「まず学習習慣をつけたい」は失敗する|習慣は学力向上の結果

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こんにちは。e!センセイ塾長の松尾です。「うちの子、まずは学習習慣をつけたいんです」「自学自習ができるようにしてほしい」——個別指導・家庭教師の初回面談で本当に多いご要望です。

結論:「まず学習習慣をつけたい」を目標にすると、高い確率で失敗します

結論からお伝えします。「学習習慣」「自学自習」を最初に据えてしまうと、高い確率で挫折します。なぜなら、学習習慣や自学自習は学力が改善した「結果」として後から付いてくる状態だからです。

この記事では、なぜ「習慣化」を最初の目標にしてはいけないのか、代わりに何を目標にすべきかをお伝えします。

元になった話:「習慣がつくのに数ヶ月かかる」のジレンマ

私自身がこのテーマで発信したところ、保護者の方・指導者の方から多くの反応をいただきました(260件以上の「いいね」をいただきました)。

教育系YouTubeで有名な方が、受験生とのやり取りの中で、「今から勉強を本格的に始めても、勉強習慣がつくのに数ヶ月かかる」と言っていました。勉強習慣についての指摘、本当にその通りと思いました。 個別指導や家庭教師でよくあるニーズが「まずは学習習慣をつけ教育系YouTubeで有名な方が、受験生とのやり取りの中で、「今から勉強を本格的に始めても、勉強習慣がつくのに数ヶ月かかる」と言っていました。勉強習慣についての指摘、本当にその通りと思いました。 個別指導や家庭教師でよくあるニーズが「まずは学習習慣をつけたい」「本人が自学自習を出来るように」というものですが、これらの目標を最初に据えると、高い確率で失敗します。 学習習慣がある、または自学自習ができると言うのは、学力が改善した後に来る状態です。学力が伸びているからこそ勉強習慣がついたり、自学自習ができるようになるのです。 例えば、宿題や課題を毎回しっかりと期限通りに提出する習慣がある人がいます。このようなケースも、学習習慣があるから出していると言うより、その教科の問題集の問題が解けるから、ワークや課題などを提出しているに過ぎません。つまり学習内容が定着しているからこそ、周りから見て学習習慣があるように写っているだけです。 成績不振で困ったら、まずは学力を改善するためにどうするべきかを、周囲の力を借りることが大切です。 勉強だけではありませんが、成績が伸びたり、結果が出るからこそやろうと思える側面が大きいのだも思います。中高生ならなおさら。

塾長・松尾のXより

教育系YouTubeで有名な方が「今から本格的に勉強を始めても、勉強習慣がつくまで数ヶ月かかる」と仰っていました。「習慣を先に作る」というアプローチには、この数ヶ月という時間の壁が立ちはだかります。

「学習習慣がある人」の正体

周りから「学習習慣のあるお子さま」「自学自習ができるお子さま」と見られる人を観察すると、実は習慣そのものが先にあるのではないことが見えてきます。

宿題や課題を毎回期限通りに提出する習慣がある人——よく見ると、その教科の問題が解けるから提出できているだけです。学習内容が定着しているから、周りからは「学習習慣がある」ように見えているのです。逆に言えば、学力が追いついていない状態で「習慣だけつけよう」とするのは、苦痛だけが残る道です。

ちなみに、学習を「習慣化できる」という観点については勉強は習慣化できるもあわせてご覧ください。今回お伝えしているのは、習慣化を「最初の目標」に置くと失敗するという別の話です。

結果が出るから続く、というサイクルの比喩イラスト

代わりに何を目標にすべきか

成績不振で困ったときに、まず据えるべき目標は「学力を改善する」ことそのものです。それも独力で頑張るのではなく、周囲の力を借りて改善するのが現実的です。

1. 1教科だけ、点数を10点上げることを目標にする

「学習習慣」のような曖昧な目標ではなく、「数学を50点から60点へ」と具体的に置きます。点数が伸びれば本人のやる気が出て、自然と他の教科にも広がります。これが結果的に習慣化への近道です。

2. 「外の力」を意識的に入れる

塾・家庭教師・添削など、外部の力を入れて学力改善のスピードを上げます。「自学自習を最初から」を求めず、まずは外の力で結果を出す——順番を逆にしないことが大切です。

3. 「毎週同じ曜日に勉強する」を仕組み化する

本人の意志で続けようとせず、塾や家庭教師の曜日固定で「やる時間」を物理的に確保します。これは習慣ではなく仕組み。仕組みで結果が出てから、本人の習慣になっていきます。

暗記の定着を個別指導の仕組みで取り込む話は暗記モノこそ個別指導に頼ってほしいもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 「自学自習ができないと、結局のところ伸びないのでは?」

A. 最終的に自学自習ができる状態を目指すこと自体は正しいです。問題は順番で、自学自習を「最初に」据えると挫折します。まず外の力で学力を伸ばし、結果が出てきた段階で自学自習に移行する、というステップを踏むと現実的に到達できます。

Q. 塾や家庭教師に通わせて、何ヶ月くらいで「習慣化」を期待していいですか?

A. 個人差は大きいですが、半年〜1年が一つの目安です。最初の3ヶ月は学力を伸ばすことに集中し、結果が見えてきた4〜6ヶ月目以降に少しずつ自分で動く割合を増やしていきます。「最初から自分で」を求めない辛抱が必要です。

Q. 今すぐ家庭でできることはありますか?

A. 宿題を「やったかどうか」より「何問解けたか」を毎日記録する習慣をご家庭で作るだけで、本人の達成感が見える化されます。点数や量という具体的なものをトラックすると、抽象的な「習慣」よりも本人が動きやすくなります。

出典・参考

本記事冒頭で紹介した教育系YouTuberの発言は、塾長・松尾本人が動画で拝見した内容を、自身のX投稿としてまとめたものです。発信者の特定情報は伏せています。

e!センセイの考え

「まず学習習慣を」ではなく、「まず1教科を10点伸ばす」を最初の目標に置いてみてください。結果が出るから続けられる、続けるから習慣になる、という順番です。

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