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ゲームやテレビを減らせば学力は伸びる?

今回のテーマは「ゲームやテレビを減らせば学力は伸びるのか?」についての記事となります。

保護者の方との面談でよくある話題の一つに、次のようなものがあります。

「うちの子はゲームばかりしていて、全然勉強しないんです。ゲームをやめるように言っているのですが、なかなか聞きません」

ゲーム以外にも、次のような内容の相談もあります。

「習い事で剣道をやっていて、本人も好きで通っています。でも習い事が忙しくて勉強量が少なくて不安です」

上の2つに共通しているのが、「子どもの好きなことをやめさせれば、その分だけ学習時間は増えるのか」という点です。

このような保護者の方からの相談は尽きません。特に多いのが、小4~5、中1~2など、受験学年の前の時期です。

このような相談への回答はいつも決まっています。

「好きな習い事などはそのまま続けて頂いて問題ありません。ただし、スマホやテレビなど、受動的なダラダラ時間は1日に1時間程度にとどめ、依存的になれば遠慮なく注意してください」

まず子供は好きなことをやめると、その時間を勉強に割くのか、ということです。これは私の周りでは全くと言っていいほどありません。つまり好きなことをただ止めるだけでは意味がないのです。

実際にある研究機関が、子どもが好きなことを1時間減らした場合、学習時間がどれだけ増えるのかを測ってみたそうです。

結果は最大でも2分、勉強時間が増えただけ。つまり好きなことをやめて生まれた1時間のうち、勉強に費やす時間は殆どゼロに等しいことが分かりました。

ただしこれは、スマホやテレビばかりダラダラと観ている子どもを注意してはいけない、ということを意味しているわけでは決してありません。

受動的にダラダラと過ごす時間が長くなると、学力や脳に悪影響を及ぼすことも明らかになっているからです。

つまり、子どもが積極的に好きでやっていることは、あまりに勉強時間を圧迫するものでなければ、止める必要はないでしょう。好きなことを減らしたりやめるのではなく、勉強の意義などをしっかりと伝えるのが良いでしょう。

一方、スマホやテレビなどの受動的な時間は、息抜きとしては大切ですが、1日1時間程度までは良いとされています。しかしそれ以上にダラダラとしている場合には、しっかりとルールを決めて息抜きをするように伝えるのが良いことになります。