勉強しなさい!の声かけに効果はあるのか②
今回の記事は「『勉強しなさい!』の声かけに効果はあるのか」の続きの記事となります。
子どもに「勉強しなさい」とつい言ってしまうことがあります。時にはそれがキッカケで小さい喧嘩が起こってしまうことも・・。
それでは「勉強しなさい」の声かけによって、果たして子どもの成績は伸びるのでしょうか。
今回は、慶應大学の研究チームが行った実験の結果をご紹介します。
研究チームは、親から子への学習へのかかわりを、次の4パターンに分けました。
実験の結果、最も学習効果が高かったのは、②の「勉強する時間を決めて守らせている」と、③の「勉強を横で見ている」の2つとなりました。
また、④の「勉強しているか確認している」も、上の2つには及ばないものの、プラスの学習効果が確認されました。
では今回のテーマである①の「勉強するように言っている」はどうでしょうか。その結果は、そのような声掛けは子どもの成績を下げるということが分かりました。
つまり「勉強しなさい」という言葉をかければかけるほど、子どもの成績は下がってしまうのです。
この結果を踏まえて、ある大学の教育研究者は更に研究をし、以下のように分析をしました。
・「勉強しなさい」という声掛けは、子どもの学習にマイナスの効果になる
・「テレビばかり見ているのを止めなさい」などの声掛けも意味がない
・声掛けなどのお手軽な手段よりも、勉強に対して時間を割いて関わることが大切である
この結論を見れば、「子どもの成績を上げるために、親はなんて面倒なことをしなくてはならないのだろう」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実験の結果を思い出しましょう。学習に対して特にプラスの効果があるのは、「勉強する時間を決めて守らせている」「勉強を横で見ている」の2つでした。
これらを親が子どもに、毎日のように行うのは無理がありそうです。しかしこれらを同時に満たすものがあります。それが塾や家庭教師です。
塾や家庭教師は、多くの場合、決まった時間に授業が実施されます。また先生も子どもの勉強をしっかりと見るわけですから、「勉強を横で見ている」ことも可能なわけです。
塾や家庭教師の学習効果は、その授業内容だけでなく、周囲と子どもに対する適切な関わり方も、同時に実践することで生まれているのです。
