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女性の先生で女子は伸びる②

今回は「女性の先生で女子は伸びる」についての続きの記事となります。

生徒の性別と教師の性別の組み合わせが、生徒の学力に何らかの影響を及ぼしている可能性は、かなり前から指摘をされていました。

その可能性について、国立教育政策研究所と大阪大学が、共同で実験を行いました。

生徒の性別と教師の性別の組み合わせは、生徒の学力に何らかの影響を及ぼしたのでしょうか。

この実験は、塾に通っているか、睡眠時間はどれくらいか、朝食を食べているかどうかなど、生徒の条件の違いをしっかりと考慮に入れたうえで、厳密に行われました。

・男子生徒に対しては、男性教師が授業を担当した方が、学力が伸びた。

・女子生徒に対しては、女性教師が授業を担当した方が、学力が伸びた。

・男子生徒、女子生徒ともに、異性の教師が教えたケースは、同性の教師が教えたケースと比べて、学力の伸びは良くなかった。

つまり、男女ともに、同性の教師が授業を担当した方が伸びることが分かったのです。

またその伸び方について、さらに詳しい調査が行われました。

この実験は、中学1年生~3年生のそれぞれに対して、国語・数学・英語・理科・社会 の5教科ずつで行われています。つまり合計15教科に渡って行われた実験でした。

女子生徒を女性教師が教えることで、ハッキリと学力が伸びたと言えるケースは、この15教科中、なんと12教科にも及んだのです。

これは男子生徒に男性教師、の組み合わせが及ぼす影響よりも大きく、またそれぞれの教科での伸び方も、女子生徒と女性教師の組み合わせの方が大きいことが分かりました。

その要因としては、様々な可能性が指摘されています。女子生徒は女性の教師に対して気軽に質問できるから、また同性の教師が教えることでロールモデルとなりやすく、自分もやればできるという気持ちが芽生えやすいから、などが主なものです。

つまり「女性の先生で女子は伸びる」と言えるわけです。

家庭教師や個別指導塾で、「女の子だから女性の先生でお願いします」という言葉には、既に科学的な合理性があったというわけです。