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学校のテストの点数を伸ばすには?②

今回のテーマは「誰でもできる、学校のテストで点数を伸ばす方法」についての続きとなります。

前回の「学校の定期テストの点数を伸ばすには?①」では、点数を取るためのステップが6つあることを説明しました。

今回からは、その6つのステップでなぜ点数が伸びるのかについて、具体的に説明していきたいと思います。

「① 学校の授業にしっかりと取り組む」について

これは当たり前なので説明不要、と思われるかもしれません。しかし勉強が苦手な生徒さんの中には、「聞いても全く分からないから聞く気がしないんです。実際、授業中に問題演習の期間があっても1問も解けません。これだと取り組む意味がないと思います」と諦めてしまっている人もいます。確かに、全く分からない授業を聞いたり、ノートを取ったりすることに意味はあるのでしょうか。

これに対する答えは、「どんなに分からなかくても、とりあえず授業は聞いておいてください」というものです。その理由は、人間の脳の仕組みにあります。

人間の脳の仕組みでは、知識の定着や内容の理解というのは、同じことを定期的に繰り返して頭に入れることより深まることが分かっています。

つまり、「今日分かった、だからこれから先もずっと覚えている(理解している)」ということは、脳の構造的には起きません。

脳が物事を理解するイメージとしては、カフェなどで販売しているミルクレープです。私はミルクレープが大好物でよく食べます。特にドトールで売っているミルクレープがおすすめです。話が逸れてごめんなさい。

勉強とはミルクレープのように、薄い層が何重にも重なっていき、初めて1つの立派なケーキが完成するようなイメージです。つまり理解や定着は、薄い層を何重にも重ねていく作業の積み重ねに他ならないのです。

そのため、どんなに分からなくても「黒板の内容をノートに書くだけでいいから」と声をかけると良いでしょう。例えば高校生の数学で「今日、学校で先生がサイン、コサインって言ってた」くらいでも、確実に学力アップの最初の1枚の層になっているわけです。

次に自宅で復習をする際に、なぜ問題集を使うと伸びるのか、についてです。

NGな勉強の方法として「参考書を読む」「教科書にマーカーを引く」などを挙げました。このやり方の1番のデメリットは、理解しているかどうか自己チェックができないまま勉強が終わってしまうからです。

例えば日本史の教科書を1ページ勉強するとしましょう。その1ページを勉強したかどうかどのように確認をするでしょうか。とりあえず1問1答形式で答えてみる、などの方法になるのではないでしょうか。つまり「問題に答える」ことが最もお手軽にできるチェック方法なのです。

また読んだりするだけの勉強では「頭で理解している」が、「テストで得点できる」になるかどうかも分からないままです。そこで、自宅での学習は問題集中心にする方が良いことになります。

問題集中心であれば、〇か×が常につくため、自分の学習状況が客観的に分かります。また定期テストでは「問題に答える」形式で出題されるため、準備としても適切なのです。

最初は全問不正解でも大丈夫です。大切なのは、「理解してから問題を解く」のではなく、「同じ問題を何回も解いているうちに、その問題が解けるようになってきた」状態を作ってみてください。

易しい問題集を選んだほうが良い理由についても補足しておきます。易しい問題集の良さは、内容が厳選されていることです。実は作り手側からすれば、何でもかんでも載せるよりも、厳選した内容を載せる方がよほど頭を使うのです。実際、授業で教える際も、こちらはその内容に詳しいわけですから、何でもかんでも教えたい気持ちはあります。しかしそこで「ここまでは絶対に重要!」と自信を持って線引きをするのは、教え手側からするとかなり技術と勇気を要するのです。つまり「易しい問題集」=「厳選された問題しか載っていない」と考えることができます。

苦手な教科を勉強するときには、易しい問題集や、レベル別に問題が構成されているものを選ぶと良いでしょう。そしてその問題集を何回も繰り返し解きなおすことです。(③へ続く)