定期テストの点数は取れても模試で点数が取れない、を改善する方法②
今回の記事は、「定期テストの点数は取れても模試で点数が取れない、を改善する方法」に続きとなります。
定期テストでは点数が取れるのに、模試では点数が取れない、この問題はテストの範囲の広さから起こっています。
定期テストではテストの範囲が「三平方の定理」など、特定の単元に決まっています。
そのため、出題された問題に対して、その公式や考え方を用いれば良いのか、その判断をする必要がありません。
一方で、範囲の定まっていない模試のようなテストの場合、出題された問題をどのような公式を用いて解けば良いのか、その判断をする必要があります。
問題をどのように解けばよいのか、そこを考えるのも重要な学力です。それでは日頃からどのような学習に取り組めば、このような学力がつくのでしょうか。
そのためにはまず、普段使用している教材の特徴を知る必要があります。持っている問題集やプリントは、ほぼ必ずと言っていいほど、単元別に分かれています。
そのため、「テキストの問題を繰り返し解く」といった反復学習はをしても、あまり効果は得られません。実際、反復学習を行いすぎると、普段使用している問題集と少し異なる表記や表現にしただけで、問題が解けなくなったり混乱してしまうという悪影響も指摘されています。
それではテスト本番で、様々な問題への対応力を身に着けるには、どのような学習が大切なのでしょうか。
インターリーブとは心理学用語で、「あることを学ぶ際に、あえてその学習に直接関係ないものをさしはさむ行為」のことを言います。
インターリーブの一例として、アメリカで行われた実験を挙げましょう。ある画家の絵を覚えさせる実験を行った際に、その画家の絵をひたすら覚えさせようとしたグループよりも、時々別の画家の絵を含めながら覚えさせた方が、記憶の定着が良かったという結果が生まれました。
インターリーブの効果は、スポーツなどの学習にも適用されています。テニスのサーブを習得させるために、サーブの練習をひたすら行い続けるよりも、別の練習を織り交ぜた方が、結果的にサーブがうまくなる、ということが挙げられました。
しかもインターリーブをはさんだ人たちの方が、本番で急にサーブの打ち分けのテストを抜き打ちでやったところ、かなりの好成績を収めたそうです。
つまりインターリーブは学習効果を高めるだけではなく、テスト本番での対応力にもつながることが分かりました。
中高生の勉強に「インターリーブ」の考え方を当てはめてみましょう。
問題集やプリントは、ある程度できるようになった段階で、解く順番や取り組むページの順番をあえてバラバラにして取り組むことが有効です。
もしくは同じ単元の問題でも、レイアウトや順番の違う問題集をもう1冊購入し、こちらを解き進めてみても良いかもしれません。
つまり単純な反復学習に時間をかけすぎるよりも、普段の勉強に変化をつけてみる、そのような工夫こそが本番での対応力を生むことが言えるでしょう。
