子どもへのご褒美はNG?①
こんにちは。今回の記事は、「子どもにご褒美を与えることはNGなのか」について述べていきます。
子どもがテストで良い点を取ったとき、またはテストで良い点数を目指すモチベーションになるよう、親が子どもにご褒美を与えることを考えたことがあるかもしれません。
それでは、親が子どもにご褒美を与えることは、子どもの学力にどのような影響を与えるのでしょうか。
ご褒美と学力の影響についてはすでに研究が進んでおり、その中でも特に大規模に行われた実験を紹介します。
ハーバード大学の教授が行った、アメリカの5都市における実験です。これはシカゴ、ダラス、ヒューストン、ニューヨーク、ワシントンDCで行われた実験で、日本円にして10億円近い費用を投じて行われた実験でした。小学校2年生から中学3年生の子どもが対象となり、なんとその数は3万人以上。250都市にも及ぶ規模で行われました。
実験の内容は「ご褒美と学力の関係」についてです。
研究チームは、対象となる子どもを2つのグループに分けました。1つのグループには「アウトプット」に対してご褒美を与えました。つまり、「良い結果が出たらご褒美をあげる」のようなタイプの与え方です。
一方でもう片方のグループには、「インプット」に対してご褒美を与えました。つまり、「問題集を10ページやったらご褒美をあげる「本を1冊読み切ったらご褒美をあげる」のようなタイプの与え方です。
この実験が行われた当初、どちらのグループの子どもたちも、「ご褒美がもらえる!」と、勉強などへのやる気を見せたようです。つまりアウトプットに対するご褒美でも、インプットに対するご褒美でも、子どもたちのモチベーションはアップしたことが分かります。
しかしながら、その後の学力への影響はどうだったのでしょうか。研究チームが子どもたちを追跡調査したところ、2つのグループの学力には顕著な差が表れてしまったのです。
