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子どもへのご褒美はNG?②

こんにちは。今回の記事は、「子どもにご褒美を与えることはNGなのか」について、続きを述べていきます。

実験では、1つのグループには「テストで良い結果を出したらご褒美をあげる」という形で、子どものアウトプットへのご褒美を与える約束をしました。

一方のグループには「問題集を10ページ解いたらご褒美をあげる」「本を1冊読んだらご褒美をあげる」という形で、子どもへのインプットへのご褒美を与える約束をしました。

どちらのグループも、ご褒美を約束した時点で子どもたちはやる気を出した様子が見られました。しかし、その後のテストの結果には、2つのグループで顕著な差が見られました。

インプットにご褒美を与えるグループの成績が、もう一方のグループの成績よりもハッキリと上昇したのです。

特に「本を読んだら〇〇」というご褒美を約束した子どもたちの成績が特に向上することが分かりました。

研究チームはこの後、「なぜ子どもたちはアウトプットのご褒美によって成績を伸ばすことができないのか」をテーマに、子どもたちの行動を追跡しました。

この追跡の結果、学力に差が生まれた要因も明らかになりました。

インプットにご褒美を与えると約束されたグループは、何をやるべきがが明確です。例えば「本を読む」「問題集をやる」など。そのため子どもたちはご褒美をもらおうとすぐに行動を始めました。

しかしアウトプットにご褒美を約束されたグループの子どもたちは、なかなか行動に移しません。それもそのはずです。「テストで良い点数を取る」ために何をするべきかが明確ではなかったからです。

ご褒美は欲しいし、やる気もある、でも何をすればよいのかが分からない。そのため子どもたちは行動がしにくかったのだと考えられます。

またアウトプットにご褒美を約束されたグループに「今後たくさんのご褒美を得るにはどうすれば良いか」を質問しても、「問題文を見直す」などの曖昧な回答しかできなかったようです。

これらの実験より、子どもへのご褒美は、正しい方法で行えば学力を向上させる効果があることが分かりました。ちなみにアウトプットにご褒美を与えるグループにも、「勉強のやり方を教える先生」「勉強のコツを教えてくれる先生」がいる場合には、インプットの場合と同様の効果があることも分かっています。

ご褒美も使い方次第、ということになります。是非参考にしてみてください。