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塾と家庭教師の併用を検討する中学生のイラスト

塾と家庭教師の併用|効果的な使い分けと注意点

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こんにちは。e!センセイ塾長の松尾です。「塾に通っているけれど成績が伸びない」「塾だけで大丈夫か不安」というご家庭から、塾と家庭教師の併用について本当によくご相談を受けます。20年現場で見てきた経験から、併用が効果的なケースと、逆に負担だけが増えるケースを整理してお話しします。

結論:併用がうまくいくのは「役割分担」「余白」「情報共有」の3条件

先に結論をお伝えします。塾と家庭教師の併用がうまくいくのは、「両者の役割が明確に分かれている」「お子さまのスケジュールに余白がある」「両者で情報を共有できる」の3条件が揃ったときです。逆に、この3つが揃っていない併用は、お子さまの負担と家計の負担が増えるだけで成果は出ません。

もうひとつ、塾長として考え方の基本もお伝えしておきます。サービス選びは、スポーツでトレーナーをつけるかどうかと似ています。初心者ほど管理してくれる伴走者が必要で、慣れてくれば自分のペースで進められるようになる。お子さまの自走の段階に応じて、塾と家庭教師どちらをメインに据えるかが変わります。

併用の基本|「役割を分ける」発想が成功の鍵

塾と家庭教師の併用で失敗するご家庭の共通点は、「量を増やすだけ」という考え方です。両方で同じことをやらせれば、お子さまの負担だけが増えて成果は出ません。

成功する併用=役割が明確

「塾はインプット中心、家庭教師は塾の理解確認」「塾は基本科目、家庭教師は苦手科目集中」のように、それぞれの担当領域がはっきり分かれている状態が理想です。

塾と家庭教師の役割分担を表すイラスト

併用が効果的な3つのケース

① 集団塾の進度についていけていない

集団塾は全体ペースで進むので、理解しきれない単元が積み残ったまま次に進むことがあります。家庭教師で「塾でやった範囲の理解確認・補強」を週1回行うことで、塾の効果が最大化されます。中学受験塾のフォローはこのパターンが最も多いです。

② 特定科目だけが極端に苦手

「塾で全科目見てもらいつつ、数学だけは家庭教師でゼロから立て直す」のような分担です。塾の集団指導ではフォローしきれない苦手科目を、家庭教師の1対1で徹底的に対応します。

③ 受験直前期の総仕上げ

塾で標準的な過去問演習をしつつ、家庭教師で「お子さま個別の弱点」「志望校特有の出題傾向」に対応。直前期の3ヶ月など、期間限定の併用は効果が出やすいです。

併用が逆効果になるケース

① 同じ内容を二重で学ぶ

塾と家庭教師が同じ単元を別の方法で教えると、お子さまが混乱します。役割分担を明確にしないと、知識の整理どころか上書きが起きてしまいます。

② スケジュールに余白がない

週6日塾+週2回家庭教師+部活+宿題=復習・睡眠が削られる。詰め込んでも吸収する時間がなければ意味がありません。お子さまの体力には限りがあります。

③ 「勉強嫌い」を、塾でさらに授業を追加して埋めようとする

勉強に気が向いていないお子さまに、塾でさらに授業時間を追加するのは、現場で何度も見てきた失敗パターンです。「授業を受けることそのものが嫌」になっているお子さまには、まずは1対1で寄り添える家庭教師に切り替えて、机に向かう習慣そのものを取り戻すほうが、結果的に早道です。

④ 家庭教師に「塾と同じこと」を求める

「塾に通えない日のため」だけで家庭教師を頼むのは、両方のメリットを活かせていません。家庭教師の強みは「お子さまに合わせたカスタマイズ」。それを活かす設計にしましょう。

併用パターン別の役割分担例

集団塾 × 家庭教師(塾フォロー型)

:新単元のインプット、宿題・テスト演習。家庭教師:週末に塾の理解確認、宿題で詰まった問題の解説、苦手単元の補強。

個別指導塾 × 家庭教師

個別塾:主要科目(英数)のメイン指導。家庭教師:理社など個別塾でカバーしきれない科目、または推薦対策・志望理由書添削。

通信教育 × 家庭教師

通信教育:日常の演習教材として活用。家庭教師:通信教育で分からなかった問題の解説、ペース管理、モチベーション維持。とくに暗記が定着しない場合、家庭教師の伴走価値は大きいです(暗記は「自分でやれる」と思われがちですが、ジムのパーソナルトレーニングと同じで、定期的な確認と一緒の継続があるほうが続きます)。

塾と家庭教師の併用スケジュールを話し合う親子のイラスト

併用を始める前のチェックリスト

塾でカバーできていない領域を特定したか

「漠然と不安だから」ではなく、塾で何が物足りないのかを言語化する。それが家庭教師の役割になります。

お子さまの週間スケジュールに余白があるか

復習・睡眠・休息の時間が確保されているか。詰め込みすぎは逆効果です。

家庭教師に塾の状況を共有できる体制か

塾のテキスト・進度・テスト結果を家庭教師に渡せるか。情報共有がないと、せっかくの役割分担が機能しません。

料金合計が家計に無理がないか

詳しくは 家庭教師の料金相場ガイド もあわせてご覧ください。頻度の設計は 家庭教師は週何回がおすすめ? にまとめています。

よくある質問

Q. 塾に通っているのに、家庭教師も付けるのは無駄ですか?

A. 「塾で物足りない領域」が言語化できているなら無駄ではありません。逆に「なんとなく不安だから」だけで併用すると、お子さまの負担と家計の負担が増えるだけになることが多いです。塾の何が足りないかを先に決めて、その役割を家庭教師に渡す設計にしてください。

Q. 塾と家庭教師、どちらをメインにすればいいですか?

A. お子さまの自走の段階によります。机に向かう習慣ができていない・苦手分野が大きい段階では、1対1で寄り添える家庭教師をメインに据えるほうが伸びやすいです。基本姿勢ができてから、集団塾の競争環境やテストの場として塾を併用するのが、無理のない流れです。

Q. 塾の先生と家庭教師の先生が「言うこと」が違って混乱します。どうすればいいですか?

A. 役割分担を明確にしてください。例えば「塾は新単元のインプット担当、家庭教師は塾でやった範囲の理解確認担当」のように、どちらが何を扱うかを決めると、教え方の違いも「補完関係」として捉えられるようになります。それでも矛盾するときは、ご家庭から両方に状況を共有して、優先順位を決めてもらいましょう。

Q. 勉強嫌いの子に塾と家庭教師を両方つけるのはどうですか?

A. おすすめしません。授業を受けることそのものに気が向いていないお子さまに、さらに授業を増やすのは、逆効果になることが多いです。まずは1対1で寄り添える家庭教師1本に絞って、机に向かう習慣そのものを取り戻すほうが、結果的に早道になります。

e!センセイの考え

塾と家庭教師の併用は、「役割が明確で、スケジュールに余白があり、情報共有ができる」の3条件が揃えば非常に効果的です。逆にこの3つが揃っていない併用は、お子さまへの負担と家計の負担が増えるだけになります。e!センセイの講師は、塾のテキストや進度に合わせた指導も得意としていますので、お住まいの地域と科目から先生を探す ところから始めてみてください。

塾通学と自宅学習が両立した中学生の生活のイラスト
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