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大学受験は「英語が得意」が有利すぎる|知能と技能のバランス

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こんにちは。e!センセイ塾長の松尾です。「英語ばっかりやって、国語や数学が手薄になっています」「他の教科より英語を優先したほうがいいんでしょうか?」——保護者の方からよくいただくお話です。

結論:大学受験では「英語が得意」が、有利すぎる時代になっています

結論からお伝えします。最近の大学入試では英語が得意な人、または英検の高い級を持っている人が、明らかに有利になりすぎている傾向があります。各教科をバランスよく勉強するよりも、国語や数学に割く時間を削って英語に振ったほうが、受験で勝てる可能性が高いのが現実です。

この記事では、この「英語有利」がどこから来ているのか、保護者の方が知っておきたい戦略バランスをお伝えします。

元になった話:「英検取得率」がアピール材料になる時代

私自身がこのテーマで発信したところ、受験業界の方々から多くの共感をいただきました(70件以上の「いいね」をいただきました)。

最近の大学入試の問題やシステムに若干の違和感を感じています。英語が得意な人、もしくはその英語力で英検の高い級を取得した人が、明らかに有利になりすぎているという点です。最近はこの傾向が特に顕著になっているように思います。 各教科をバランスよく勉強するよりも最近の大学入試の問題やシステムに若干の違和感を感じています。英語が得意な人、もしくはその英語力で英検の高い級を取得した人が、明らかに有利になりすぎているという点です。最近はこの傾向が特に顕著になっているように思います。 各教科をバランスよく勉強するよりも、国語や数学に割く時間を削って英語を勉強すれば、大学受験で勝てる可能性が大きくなります。 昔から大学受験では、英語を得意教科にすると有利、というのは言われていました。数学や物理が得意でも本番で失敗する可能性がありますが、英語だとあまりそういうことは起きません。得意教科を作るなら英語にするのが最も良い、というのが受験業界の定説なのです。 ただ現在では英検利用や英語の外部試験の利用などもありますから、英語が得意な人が有利という傾向はさらに強まっていると言えます。 受験に勝つことだけを考えると、数学の難しい問題を解く能力を鍛えたり、国語の論理的な読解力を鍛えるよりも、英単語をコツコツ暗記していく方が良いことになります。知能的な勉強よりも、技能的な勉強が重視されすぎてしまっているのは、少し残念な気持ちになります。学習の中での知能と技能のバランスが良くないのではないかという問題提起です。 7~8年前に東京都内のある高校の見学に行きました。これからは進学指導に力を入れることにしたから是非見学に来てくださいとのことでした。見学に行ったらとにかく英語、英語、英語・・。英検の取得率が学校のアピール材料のようです。理数系に進学をする人はほぼ皆無とのことでした。これからの進学校の形ってこうなるのかな、と塾の同僚と見学の時に話していました。

塾長・松尾のXより

7〜8年前に東京都内のある高校の見学に行きました。「これから進学指導に力を入れる」とのことで案内してもらったら、とにかく英語・英語・英語。英検の取得率がアピール材料で、理数系に進学する生徒はほぼ皆無、とのことでした。塾の同僚と「進学校の形がこれからこうなるのかな」と話したのを覚えています。

なぜ英語がここまで有利になったのか

1. 昔から「英語は本番で失敗しにくい」と言われていた

数学・物理は本番で失敗するリスクがありますが、英語は知識量がそのまま得点に出やすく、ブレが小さいです。だから昔から「得意教科を作るなら英語」は受験業界の定説でした。

2. 英検利用・外部試験利用の制度拡大

ここ10年で英検2級・準1級などの外部試験を出願要件・得点換算に使う大学が急増しました。早期に英語を仕上げれば、その先の受験ルートが大きく広がります。

3. 総合型・推薦の比率上昇

総合型・学校推薦型選抜の比率が上がり、英検取得や英語成績がそのまま選抜材料になります。一般入試の数学・国語よりも、英語の早期仕上げのほうが「使える場面」が広がります。

英検の取得と実際の英語力には差があるため、過信は禁物です。詳しくは英検3級=中学英語OKではない|マークシートと単語ゲームの落とし穴もあわせてご覧ください。

「知能と技能のバランス」を意識する

受験勝利だけを考えると、数学の難問を解く能力や国語の論理的読解力を鍛えるより、英単語をコツコツ暗記するほうが効率が良いという結論になります。これは個人的にはやや残念なバランスです。

「知能的な勉強(思考力・論理性)」と「技能的な勉強(暗記・パターン処理)」のバランスが崩れていると感じます。とはいえ、これは社会全体の制度の問題で、保護者の方ご家庭で変えられるものではありません。

ご家庭としての現実的な戦略は次の通りです。

1. 中学のうちに英語の土台を早期に作る

中3までに英検準2級〜2級が見えるくらいの英語力を作っておくと、高校以降の受験戦略の自由度が大きく広がります。

2. 英語以外も「最低ライン」は確保する

英語に振り切りすぎず、数学・国語も「足を引っ張らない」レベルは保ちます。バランスが崩れすぎると、英検利用ができない大学・学部の選択肢が消えます。

3. 進路の方向で「英語投資」の比重を決める

文系志望なら英語に厚く投資、理系志望なら英語は「足を引っ張らないレベル」+数学・理科に集中、というように、進路に応じて時間配分を変えます。

よくある質問

Q. 英語ばかりで他教科が手薄なうちの子、戦略変更すべきですか?

A. 中学までは英語に時間を割くのは大きく間違いではありません。問題は他教科が「最低ライン」を切っている場合です。英検取得が見えてきた段階で、英語の時間を一部削って数学・国語の底上げに振ると、後の選択肢が広がります。

Q. 理系志望なのに英語ばかりやらせていて不安です。

A. 理系志望でも英語は最低ラインまで持っていく必要があります。ただし、理系の場合は英語に振りすぎると数学・理科が手薄になり、本来の強みが消えます。「英語は足を引っ張らない程度」が基本ラインで、それ以上は数学・理科を優先するほうが理系受験では現実的です。

Q. 英検何級まで取れば「十分」ですか?

A. 目安として、中学卒業時に準2級、高校2年で2級、高校3年で準1級が見えるとかなり選択肢が広がります。難関大の英語外部試験利用なら準1級レベルが望ましいです。ただし、英検と実際の英語力にはギャップがあるため、級だけでなく学校の英語の点数も並行して見てください。

出典・参考

本記事の内容は、塾長・松尾本人が大学受験指導に関わってきた20年の現場感覚を、自身のX投稿としてまとめたものです。各大学の英検利用・外部試験利用の具体的な要件は各大学公式情報をご参照ください。

e!センセイの考え

現在の大学受験は「英語有利」が現実です。ただ、英語に振り切りすぎず、他教科の最低ラインを保つことが、結果的にお子さまの進路の自由度を最大化します。

e!センセイには、進路に応じて教科ごとの時間配分を一緒に組み立ててくれる家庭教師が登録しています。お子さまに合った家庭教師を探すことができ、英語の家庭教師を探す 専用ページもあわせてご覧ください。

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