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褒めると伸びるは間違え?科学的に正しい褒め方とは②

今回の記事は、「褒めると伸びるは間違え?科学的に正しい褒め方とは①」の続きとなります。

前回の記事では、子どもはとにかく褒めたほうが成績が伸びるということは、科学的に間違えであることを、アメリカの大学の研究結果より紹介をしました。

しかし実際には、子どもは褒めることでやる気を出し、その結果として学力が高くなることがあります。

それでは、科学的に正しい褒め方とはどのようなものなのでしょうか。実際に行われた実験をもとに考えてみましょう。

コロンビア大学で次のような「褒め方」に関する実験が行われました。

10~12歳の公立小学校に通う生徒を対象とし、IQテストなどの筆記試験が行われました。そして、これらのテストの結果が良かった生徒をランダムに2つのグループに分けました。

1つのグループの生徒には「あなたは頭がいいのね」と褒めました。つまり、子どもの持つもともとの能力を褒めるメッセージを送ったのです。

一方でもう一つのグループには、「あなたはよく頑張ったね」と褒めました。つまり、子どもの努力や、結果に至るまでの過程を褒めるメッセージを送りました。

その後、これら2つのグループの生徒たちの学力調査が行われました。

その結果、1つ目のグループの子どもたちは成績を落とし、2つ目のグループの子どもたちの成績は向上したのです。

つまり「頭がいいのね」と褒められた子どもは成績を落とし、「あなたはよく頑張ったね」と褒められた子どもは成績を伸ばしたのです。

さらに、勉強に取り組む姿勢にも明暗が分かれました。1つめの成績を落としたグループは、テストで悪い成績を取った際にウソの成績を親に話したり、テスト中にカンニングなどの不正行為をする傾向が表れてしまったのです。

一方、2つ目の成績を伸ばしたグループは、勉強に対する取り組みも良くなる傾向がありました。満足のいく成績が取れなくても、「努力をすれば成績は上がるはずだ」と考え、挑戦を続ける傾向が出たのです。

この実験の結果は、「もともと持っている能力が高いという褒め方をすると子どもの学力を落とす」、「結果に至るまでの努力を褒めることは子どもの学力を伸ばすこと」が証明されました。

これは子どもの成績が悪かった際にも同様のことが言えるようです。結果の数字を叱るのではなく、悪い結果を取るに至った過程を叱ることが重要なのです。

子どもの受験に関わっていると、テストのなどの結果に対してどのように子供に接していいか迷うことがあります。最後に、褒め方と叱り方の適切な方法を、具体例で紹介しておきます。ぜひ参考になさってください。

① 子どもがテストで良い点数を取ってきたとき

「あなたは本当に頭がいいのね。このまま頑張りなさい」

「塾から帰った後にちゃんと復習してたし、遊ぶのも我慢して頑張ってたもんね」

② 子どもがテストで悪い点数を取ってきたとき

「なんで〇〇点なんか取ってきたの?ちゃんと勉強しなさい!」

「塾から帰ってきても復習してなかったし、宿題もやってなかったそうじゃない。それじゃいい結果は出ないわよ」