
家庭教師の契約前チェックリスト|トラブルを避ける確認事項
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こんにちは。e!センセイ塾長の松尾です。家庭教師の契約は、何ヶ月〜何年にも渡る長期的な決断です。「こんなはずじゃなかった」を防ぐために、契約前に必ず確認したい項目をチェックリスト形式でまとめます。20年現場で見てきて、特にトラブルになりやすい論点を中心にお話しします。
結論:いちばん大切なのは「合わなかったときの出口」
先に結論をお伝えします。契約前に10項目を確認していただきますが、その中でも特に重要なのは、「合わなかったとき、いくらの負担で・どれくらいの期間で抜けられるか」です。料金や講師の良し悪し以上に、出口の自由度が、ご家庭の不安を一番大きく左右します。
そしてもう一つ。「今日中なら割引します」は、誠実なサービスからは出てこない言葉です。良いサービスほど、ご家庭が冷静に判断するための時間を歓迎してくれます。即決を促されたら、その時点で「持ち帰って考えます」と一度立ち止まってください。
契約前チェックリスト10項目
体験授業や説明会で印象が良くても、必ず次の10項目を契約前に書面で確認してください。

① 体験授業の講師=本契約後の担当講師か
別人になるサービスはトラブルの温床です。最も重要な確認事項のひとつ。書面で「担当講師:◯◯先生」と明記してもらってください。
② 料金体系の内訳
時給以外に何があるか。教材費/入会金・登録料/管理費・システム使用料/交通費/講師指名料/オプション料金。「すべてコミコミで時給◯円」と明示できるサービスが理想です。
③ 月額換算した総支払い額
「想定回数 × 時給 + その他費用」で月にいくらか。1年間で総額いくらかも計算しておく。表面の時給ではなく、家計に響く実額で判断してください。
④ 教材の指定の有無
会社指定の高額教材の購入を求められるか。学校の教科書・市販問題集で進められるか。教材費が別途数十万円かかる場合、その内訳と金額を必ず書面で確認しましょう。
⑤ 契約期間と途中解約の条件
「半年契約」「1年契約」など最低契約期間があるか。途中解約に違約金がかかるか。月単位でいつでも解約できるサービスがリスクの低い選択です。
⑥ 講師変更の手続きとコスト
相性が合わなかった場合に、いつまでに・いくらで・どのくらいの期間で別の講師に変更できるか。「変更無料・即日切替」がベスト。事務手数料が数万円かかる仕組みは要注意です。
⑦ キャンセル・振替の条件
お子さまの体調不良や行事と重なったときに、何時間前までキャンセル無料か。当日キャンセルは料金が発生するか。振替授業は可能か。年間でどれくらい振替・キャンセルが起きるかを想像して判断してください。私自身、学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた頃、自分が担当していた生徒だけで1年に100回以上「今日はナシで」と当日キャンセルされた経験があります。当時はこれで生計が崩れたので、後に派遣する側に回ったときに「前日22時までに連絡がなければ料金発生」のルールを徹底しました。ご家庭側から見ても、キャンセル規定が明確なほうがあとで揉めません。
⑧ クーリングオフ・初回解約の条件
特定商取引法上、訪問販売型の家庭教師契約はクーリングオフの対象になり得ます。契約書にクーリングオフ条項があるか、書面で明示されているかを確認してください。明示されていない契約は危険信号です。
⑨ 連絡窓口と相談体制
トラブルや相談があるときに、誰に・どうやって連絡できるか。専任担当者がいるか。返信までの目安時間は。問い合わせの返信が遅いサービスは、本契約後のサポートも期待しにくいです。
⑩ 契約書の有無と内容
「契約書がない・口頭のみ」のサービスは選ばないでください。書面で残らないと、トラブル時に何も主張できません。契約書は持ち帰って、自宅で落ち着いて読んでから署名しましょう。
即決しないこと|「持ち帰って考える」のがプロのご家庭
営業の常套句に乗らない
訪問販売型のサービスでは「今日中に決めれば割引します」「今のキャンペーン期間中だけ」のような営業トークが頻出します。これは判断する余裕を与えないための定型句で、即決を促されるほど慎重になる必要があります。
良いサービスは、ご家庭が冷静に判断するための時間を歓迎します。「持ち帰って考えたい」と言ったときの反応を見れば、そのサービスの誠実さがよく分かります。
確認のための質問例
体験授業や説明会の場で、次のような質問を聞いてみてください。回答の内容と、回答するときの姿勢の両方が判断材料になります。
総額
「契約後の月の支払い総額(教材費・管理費すべて含む)を教えてください」
講師変更
「子どもとこの先生が合わなかった場合、別の先生に変更する手続きと費用を教えてください」
解約
「契約を途中で解約する場合の違約金はかかりますか?」
持ち帰り
「契約書を一度持ち帰って読んでから署名したいのですが、大丈夫ですか?」

最後の質問への反応は特に重要です。「もちろんどうぞ」と答えるサービスは信頼できます。渋るようなら、その時点で別のサービスを検討してください。
よくある質問
Q. 契約書がない、口頭だけの家庭教師でも大丈夫でしょうか?
A. おすすめしません。書面で残らない契約は、料金・キャンセル・解約・教材費などでトラブルになったとき、ご家庭側に主張する材料がほぼ残らない状態になります。個人契約の家庭教師でも、簡易な合意書(時給・回数・キャンセル規定・契約終了の手順)を交わしておくほうが、長く続けるためにも安全です。
Q. クーリングオフはどんな場合に使えますか?
A. 特定商取引法上、訪問販売型の家庭教師契約は、契約書面を受け取った日から原則として一定期間内(多くの場合8日間)クーリングオフできます。マッチング型サービスや個人契約は対象外になることもあるので、契約書のクーリングオフ条項を必ず確認してください。詳細は消費者庁・各都道府県の消費生活センターに相談できます。
Q. 「今日中に決めれば割引」と言われたら、どうすべきですか?
A. いったん持ち帰ってください。良いサービスほど、ご家庭が冷静に判断するための時間を歓迎します。即決を促す営業に乗ってしまうと、後から契約書をよく読んだときに気付くことがあっても、解約に違約金がかかる仕組みになっていることが多いです。
Q. 「合わなかったとき、どのくらいの負担で抜けられるか」を、どう聞けばいいですか?
A. ストレートに「もし子どもとこの先生が合わなかった場合、講師を変更できますか?費用はかかりますか?それとも解約になる場合、何ヶ月分の違約金が発生しますか?」と聞いてください。誠実なサービスは具体的な金額と期間を答えてくれます。曖昧にされたり「そんなことは滅多にありません」と話を逸らされる場合は、別のサービスを検討するサインです。
e!センセイの考え
家庭教師選びの最終ステップ「契約」は、最も慎重に進めたい場面です。e!センセイは「契約期間の縛りなし・月単位でいつでも停止可能・講師変更は無料・教材費の上乗せなし」を基本方針としており、ご家庭が安心して始め、いつでも見直せる仕組みを目指しています。

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