
家庭教師の体験授業|後悔しない見極めポイント
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こんにちは。e!センセイ塾長の松尾です。家庭教師の体験授業を「なんとなく雰囲気が良かった」「子どもがあまり嫌がらなかった」だけで判断して本契約し、結局合わなかった——というご家庭は、本当に少なくありません。20年現場で見てきた経験から、後悔しない体験授業の見極め方をまとめます。
結論:「もう一度会いたいか」と「診断力」の2つで判断する
先に結論をお伝えします。体験授業の判断軸は、①お子さま自身が「もう一度この先生と会いたい」と思えるか、②講師が「お子さまの課題と、今後3ヶ月の進め方」を言葉にできるか——この2点です。
私は、家庭教師は医者と同じだと考えています。何かしら問題があるからご家庭に呼ばれているのに、診断もせず「お子さんしっかり出来ていますよ!」と褒めるだけの講師は、保護者から見て一見いい人ですが、長く見れば信頼を失います。良い講師は体験授業の段階で、「現状の課題はこの3つ、まずは今月これをやって、3ヶ月後にここを目指したい」といったプランを、自分の言葉で示してくれます。
体験授業の本当の目的
体験授業は「指導内容を体験する場」ではなく、「お子さまと講師の相性を見極める場」かつ「講師の診断力を見る場」です。1回の授業で学力が伸びることはありませんから、「成果」を期待する場ではありません。判断軸はあくまで、「この先生と続けたいか」と「この先生はうちの子のことを見られているか」の2点です。
体験授業前の準備|聞きたいことを整理しておく
体験授業をその場の流れに任せず、あらかじめ確認したいことを整理しておきましょう。事前に伝えておくと、講師が準備して臨んでくれます。
お子さまの現状
学年・学校・直近のテスト点数(手元にあれば実物)・得意/苦手科目・性格的な特徴を、簡潔に伝えてください。
目標
「定期テストで70点取りたい」「英語の苦手克服」「中学受験合格」など、できるだけ具体的に伝えてください。
指導方針への希望
「ペースはゆっくりで良い」「自走を促してほしい」など、ご家庭の方針があれば共有しましょう。
体験授業中の5つのチェックポイント
授業中(保護者が同席している場合は授業を観察しながら)、次の5点を意識してチェックしてください。
① 講師がお子さまの話を聞いているか
一方的に教え込むのではなく、お子さまの理解度や考えを引き出そうとしているか。
② 分かりやすい言葉で説明しているか
難しい用語ばかり使う講師は、お子さまから「賢そう」と評価されても理解には繋がりません。お子さまの言葉に翻訳して説明できるかが重要です。
③ お子さまの表情が和らいでいるか
最初は緊張していても、授業が進むにつれてお子さまの肩の力が抜けていく。これは相性が良いサインです。逆に、最後まで顔がこわばっているなら要注意です。
④ 「分かった!」の瞬間を引き出せているか
良い講師は、お子さまが理解できた瞬間を見逃さず、一緒に喜びます。これがあると次回への意欲につながります。
⑤ 終了時に「課題と次の3ヶ月」を言葉にしてくれるか
授業の最後、または保護者との振り返りの場で、「お子さまの現状の課題はこの3つ、まずは今月これをやって、3ヶ月後にここを目指したい」といった具体的なプランを話してくれるかどうか。「お子さんしっかり出来ていますよ」とだけ褒める講師は、医者で言えば診断をしていない先生です。良い講師は問題点を率直に挙げて、次の道筋まで言葉にしてくれます。

体験授業後のお子さまへの聞き方
「楽しかった?」と聞いても、お子さまは保護者に気を遣って「楽しかった」と答えがちです。判断材料として有効なのは、次のような問いです。
「もう一度この先生と会いたい?」
Yes/Noで答えやすく、お子さまの本音が見えやすい質問です。
「先生のどこが良かった?」
具体的な良い点を挙げられるか。「優しかった」だけだと根拠が薄い。「分からないところを何回も聞いてくれた」のような具体的な答えなら、お子さまの中で良い体験として残っています。
「気になったところはある?」
小さな引っかかりも聞き出してください。お子さまの直感は意外と的確で、本契約後の小さなストレスの種を事前に把握できます。

体験授業のNG行動・NG講師
保護者側・講師側それぞれに、避けたい行動があります。
① その場で本契約を決める
「今日中なら割引します」のような営業に乗らないこと。最低でも1晩は持ち帰って冷静に判断してください。
② 体験授業の講師=本契約の講師か確認しないまま契約
大手家庭教師派遣会社では、「営業用のベテラン講師」が体験授業を行い、本契約後はアルバイト講師が担当するケースがあります。詳しくは 失敗する家庭教師選び の実例①も参照してください。
③ 料金・解約条件など重要事項の確認を後回し
体験授業の流れで好印象だと、つい後で確認しようと先延ばしにしがちです。契約前チェックリスト を必ず確認してから判断しましょう。
④ 授業冒頭に「今日は何しますか?」と聞く講師
家庭教師は本来、お子さまの状況を事前に踏まえてカリキュラムを準備しておくものです。授業の冒頭に方針を生徒任せにする講師は、計画的に伴走する力に不安があります。体験授業でこのセリフが出たら、本契約はいったん止めて再検討してください。
よくある質問
Q. 体験授業は無料ですか?
A. サービスによって異なります。無料体験授業を実施しているサービスもあれば、1回分の通常料金を体験料として徴収するサービスもあります。「無料体験」のあとに勧誘がしつこい場合もあるので、契約意思のないまま受けることへの心理的負担がある場合は注意してください。
Q. 体験授業は何回受けるべきですか?
A. 原則1回で十分です。1回でお子さまと講師の相性、講師の指導力、人柄を判断できないなら、それ以上回数を重ねても判断はあまり変わりません。むしろ、1回目で「もう一度この先生と会いたい」「うちの子の課題と次の3ヶ月プランを言葉にしてくれた」と思えるかを、大切な基準にしてください。
Q. 体験授業の担当が本契約後の担当と同じ人か確認すべきですか?
A. はい、必ず確認してください。大手家庭教師派遣会社では「営業用のベテラン講師」が体験授業を行い、本契約後はアルバイト講師が担当するケースがあります。マッチング型サービスでは、保護者がプロフィールから直接講師を選ぶので、この問題は起きません。
Q. 体験授業中は保護者は同席すべきですか?
A. 可能であれば同席して、お子さまと講師の相性を直接観察するのがおすすめです。同席が難しい場合は、終了後にお子さまから感想を丁寧に聞き取りましょう。「楽しかった?」より「もう一度この先生と会いたい?」が判断しやすい質問です。
Q. 体験授業で「お子さんはよくできています」しか言わない講師はどう判断すべきですか?
A. やや慎重になってよい場面です。家庭教師は医者に近く、ご家庭は何かしらの課題があるからこそ呼ばれます。診断もせず褒めるだけの講師は、保護者から見て一見いい人ですが、長く見れば信頼関係を結びにくい傾向があります。良い講師は問題点を率直に挙げて、次の3ヶ月の道筋まで言葉にしてくれます。
e!センセイの考え
体験授業は「サービスの良さを売り込む場」ではなく、ご家庭が冷静に判断するための場であるべきだと考えています。e!センセイでは、体験授業の担当=本契約の担当が同一であることをサービス設計の前提とし、講師プロフィールから直接選んでいただく方式を採っています。気になる先生が見つかったら、まずは お住まいの地域と科目から先生を探す ところから始めてみてください。


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