
答えが合っていても理解していない|解き方を説明させる勉強法
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こんにちは。e!センセイ塾長の松尾です。「うちの子、計算問題は答えが合っているのに、応用問題やテストになると点数が伸びないんです」——保護者の方からのご相談で本当によく聞くお話です。
結論:「答えが合っている=理解している」は、ほとんどの場合成り立ちません
結論からお伝えします。お子さまが答えの数字を正解できていても、「理解して解けている」とは限らないことが圧倒的に多いです。問題文や図の中の数字を雰囲気で掛けたり割ったりしているだけ、というケースが、現場で見ると数学では多数派とすら言えます。
この記事では、河野玄斗さんの動画にあったある学習法を起点に、「答えが合う」と「理解している」を分けて測る方法、家庭で簡単に取り入れられる学習法をお伝えします。
元になった話:河野玄斗さんの受験生合宿の場面
私自身がこのテーマで発信したところ、教える側の方々から多くの共感をいただきました(340件以上の「いいね」をいただきました)。
河野玄斗さんの受験生合宿(?)の企画で、数学の問題を解いた本人に「なぜそのような解法をするのか」などを説明させる場面があります。これは数学を学ぶ上で良い学習方法です。 答えの数字が合っている→理解している、は成り立たないことがかなり多いんです。問題文や図
塾長・松尾のXより
東大医学部卒で医師・弁護士・公認会計士の資格を持つ河野玄斗さんが、ご自身の受験生向け企画で行っていたのが、
河野さんが受験生にやらせていた学習法(要約)
「問題を解いた本人に、なぜそのような解法をするのかを口で説明させる」
シンプルですが、数学を学ぶ上で本当に良い学習方法です。
「答えが合う」と「理解している」が別物である理由
数学が苦手なお子さまの多くは、問題文の中にある数字を雰囲気で組み合わせて答えを出しています。たとえば「3」「4」「12」という数字が問題文にあれば、「3×4=12だからこれが答えだ」といった具合に、結果から逆算してそれっぽい操作を当てはめてしまう。
この解き方は、似た問題には通用しても、少しひねられると一気に崩れます。模試で点数が落ちる・応用問題で詰まるお子さまの多くは、ここに正体があります。
数学が解ける人の頭の中の動きについては、「数学ができる子」もいきなり模範解答は浮かばない|林修先生の予習なし授業もあわせてご覧ください。

家庭で取り入れる「説明させる」学習法
「解いた後に説明させる」だけで、お子さまの理解度はびっくりするほど見えるようになります。家庭で取り入れる3つのコツです。
1. 答えが合っていた問題ほど、聞く価値がある
間違えた問題よりも、合っていた問題で「どうしてその式にした?」と聞いてみてください。理解して解けたお子さまは、文章の中の条件を順に挙げながら説明できます。雰囲気で解いていたお子さまは、急に言葉に詰まります。
2. 「正解だから良し」とせず、過程を確認する
保護者の方が答え合わせをするときに、丸付けだけで終わらせない。「ここはどう考えた?」と1問だけでいいので聞きます。説明できたら本当の理解、つまずいたら今度の家庭学習で扱うポイントが見えます。
3. 説明できないときは、責めずに「一緒に考えてみよう」
「分かっていなかったの?」と問い詰めると、次から正解を取り繕うようになります。「あ、ここの理由はあやふやだったね、一緒に考えてみようか」と冷静に返すと、本人も安心して考え直せます。
土台となる計算力については数学(算数)はまず計算力からを、文章題で手が止まるお子さまには算数(数学)の文章題が苦手な生徒の共通点もあわせてご覧ください。

よくある質問
Q. 「説明させる」と本人が嫌がります。どう声をかければ続けられますか?
A. 「テストみたいに聞かれる」と本人が感じると嫌がります。「お母さんに教えるつもりで」「先生役になって」とロールを変えると受け取り方が変わります。1問だけ・1分だけ、と最初は短く区切るのも続けやすくなります。
Q. 答えが合っていても説明できないとき、どこから手をつければ?
A. その単元の最も簡単な例題に戻り、教科書の説明を一緒に読み直します。「なぜこの式を立てるのか」を本人の言葉で言えるところまで戻ることが、結局は近道です。先に進むのではなく、戻ったほうが伸びる場面はとても多いです。
Q. 塾や家庭教師には「説明させてください」と伝えてもよいですか?
A. ぜひお伝えください。「解説の後に、本人にもう一度説明させてもらえると助かります」と最初に共有しておくと、講師側もそれを組み込んで授業を組んでくれます。良い講師ほどすでにそうした手法を取り入れていることが多いです。
出典・参考
本記事冒頭の河野玄斗さんの受験生合宿企画でのエピソードは、塾長・松尾本人が動画で拝見した内容を、自身のX投稿としてまとめたものです。具体的な動画のタイトル・公開時期は特定しておらず、伝聞であることを明示しています。
e!センセイの考え
数学の伸びは、「答えが合っているかどうか」よりも「説明できるかどうか」で測ることをおすすめします。家庭学習でも家庭教師との時間でも、ぜひこの問いを1問だけ入れてみてください。
e!センセイには、答えだけでなく解法の思考過程まで丁寧に確認してくれる家庭教師が登録しています。お子さまに合った家庭教師を探すことができます。

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